研究課題/領域番号 |
16K06712
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属物性・材料
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
磯部 雅朗 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, グループリーダー (10354309)
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研究分担者 |
新井 正男 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 技術開発・共用部門, ステーション長 (40222723)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 超伝導 / 強相関電子系 / 空間反転対称性 / 電子構造 / 磁性 |
研究成果の概要 |
空間反転対称性の破れた超伝導とは、結晶構造に対称中心が無い空間的に非対称な系で起こる超伝導のことを指す。クーパー対の波動関数の対称性に奇関数の成分が混じると共に、上部臨界磁場が巨大化する可能性が指摘されている。本課題の遂行者は、空間反転対称性の破れた超伝導のメカニズムを明らかにするため、自らが発見した新しい超伝導体SrAuSi3の超伝導状態を詳細に調べた。結果的に、SrAuSi3はBCS型の弱結合超伝導で十分説明できることが判明したが、その物性と電子構造などから得た知見を基に更なる物質探索を行った結果、別の新しい超伝導体BaIrSi2を発見することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超伝導のより広い社会利用を実現するには、転移温度(Tc)・上部臨界磁場(Hc2)・臨界電流(Jc)のブレークスルー的な改善が欠かせない。そのためには、単なる既存物質の材料化では不十分であり、いわゆる“異常金属”と呼ばれる物質を取り上げ、その電子論に立ち返った超伝導発現メカニズムの解明に関する研究が必要である。様々なアプローチがある中、本研究課題では、“空間反転対称性の破れた超伝導”に着目し、その物性解明と新物質開発に取り組んだ。このような基礎研究を多く積み上げることで、将来的に、従来物質の性能を大幅に凌駕する新しい超伝導物質の発見に繋がると考える。
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