研究課題/領域番号 |
16K06717
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
京免 徹 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (10323841)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | エレクトロルミネッセンス / 酸化物 / 薄膜 / セラミックス / 蛍光 / 化学溶液堆積法 |
研究成果の概要 |
本研究では,大気中で安定な酸化物蛍光体薄膜を用いた高輝度・高効率の面発光素子を溶液塗布・焼成法により作製することを目的とし,酸化物蛍光体への不純物添加と熱処理条件の最適化を行った。その結果,Al添加と1000℃焼成により,1,200 cd/m2の高輝度を得ることに成功した。また,電圧を印加することにより酸化物イオンが移動して蛍光体内にpn接合が形成されることが,この素子の発光原理の本質であることを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大気中の酸素や水分で劣化しない酸化物蛍光体を用いた発光素子が実現できれば,封止不要の素子が実現できる。また,溶液塗布・焼成法は大面積化,低コスト化,パターニングに有利である。本研究目的が達成されれば,耐久性が高く,大面積の発光素子を低コストで作製できるようになる。そのためには高輝度化・高効率化が不可欠であるが,本研究によりディスプレイへの利用では十分な明るさの輝度が得られることが実証された。また,本研究成果で提案した発光原理に基づいて研究を進めることにより,高効率化も実現できることが期待される。
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