研究課題/領域番号 |
16K06720
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
武井 貴弘 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (50324182)
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研究分担者 |
熊田 伸弘 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (90161702)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 層状化合物 / アンモニア吸着 / エネルギーキャリア / 光触媒 / 遷移金属カチオン / 錯形成 / アンモニア / 吸脱着 / 光応答性 / アンミン錯体 / 光応用性 / アンモニア類 / 吸着材 |
研究成果の概要 |
クリーンなエネルギー源であるアンモニアの貯蔵が可能な物質の創成を行った。無機層状化合物は、その層間に陽イオンや陰イオンを有する物質が多数存在するが、その層間陽イオンに錯形成によりアンミン錯体を形成することで、アンモニア類の吸着特性を向上させた。また外部エネルギーによってアンモニアの吸脱着を制御可能な構造の構築を目標に検討し、実際に加熱や光照射によってアンモニアの吸脱着制御が実現可能なことが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アンモニアは二酸化炭素を排出せず、比較的取り扱いがしやすいため、次世代のエネルギーキャリア候補物質である。しかしながら一方で、劇物であり極めて強い刺激臭であることから、より安全・安心に取り扱うためには、適切な吸蔵材料が必要である。本研究の成果は、アンモニアを熱や光エネルギーによって吸脱着を制御することが可能であることを示しており、自由にアンモニアを取り出すことが可能になれば、これからのクリーンなエネルギー社会において大きな貢献をすることができると思われる。
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