研究課題/領域番号 |
16K06721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
中野 裕美 豊橋技術科学大学, 教育研究基盤センター, 教授 (00319500)
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研究協力者 |
馬渕 守
古田 吉雄
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 蛍光体 / 発光特性 / 結晶構造制御 / 組織制御 / 加圧ガス雰囲気炉 / 低温・短時間合成手法 / 固相反応法 / XAFS / 構造・組成制御 / 蛍光体材料 / TEM / 加圧場 / 結晶構造 / 組織・構造制御 / 反応場 / セラミックス / 酸化物蛍光体 / 結晶構造解析 / 発光特性評価 |
研究成果の概要 |
研究はプロセスと評価・解析の観点で行い一定の成果を挙げることができた。反応場の工夫による低温・短時間合成法の確立を行った。Li-(Ta,Nb)-Ti-O系蛍光体を主体に研究をし、0.35MPという常圧の3~4倍程度の圧力で、今までの合成時間に比べ1/6程度の時間で合成することに成功した。この新規プロセス技術は特許出願をし早期登録を行った。 結晶構造制御による母体設計と創成と機構解明を行った。P添加シリケート系蛍光体を主体に研究を行った。シリケートは結晶構造が多形存在し温度により結晶構造相転移を起こすため、このEuイオンの配位環境を相転移を利用して制御することができ、赤色~緑色の発色に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
市場規模の大きい白色LED産業分野において、今回の研究により得られた、「新規蛍光体の設計に関する知見」は、より発光効率のよい蛍光体の開発につながるものであり、我々の暮らしを豊かにし、省エネルギー社会にも貢献する。また、色純度の高い赤色蛍光体は、プロジェクター、スマホバックライトなど、日常生活をより快適にするものである。本研究は、原子スケールで結晶構造を制御し、発光特性との関係性を詳細に研究したものであり、得られた新知見は、学術的にも、産業界においても意義ある成果である
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