研究課題/領域番号 |
16K06724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
植田 和茂 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (70302982)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 蛍光体 / ペロブスカイト / 希土類イオン / 占有サイト / 発光 / 蛍光 |
研究成果の概要 |
ペロブスカイト型構造をとる酸化物母体ABO3に希土類イオンを添加する場合、希土類イオンの大きさがAサイトイオンに近いため、一般的に希土類イオンはAサイトを置換する。したがって、多くの研究ではAサイトを置換した希土類イオンからの発光について報告しており、AまたはBサイトを区別して希土類イオンの発光を報告した研究はほとんど無い。本研究において、LaScO3などの単純なペロブスカイト構造酸化物で希土類イオンがAサイトだけでなくBサイトを置換し、Aサイトを置換する場合とBサイトを置換する場合で発光が異なることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発光中心となる希土類イオンをAサイトに添加する蛍光体の研究例は数多く報告されているが、Bサイトに添加する研究例はほとんど無い。本研究では、特定のAサイトイオンとBサイトイオンの組み合わせで、希土類イオンをサイト別、特にBサイトに添加することを特色とする。実際に、希土類イオンがAサイトではなくBサイトを置換した蛍光体を開発し、その蛍光を評価した。本研究において、希土類イオンをBサイトに添加した蛍光体からの発光を詳細に解析できるようになり、占有サイトによる発光の違いなど基礎的な知見を得られた。これにより、複数の置換サイトをもつ蛍光体の発光の理解や新規蛍光体の開発に有益な成果が得られた。
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