研究課題/領域番号 |
16K06740
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
伊藤 浩志 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 教授 (20259807)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 一次元ナノ構造 / ナノインプリント / ナノ複合材料 / 多孔質ナノ構造 / 表面摩擦 / ナノロッド構造 / 極細複合繊維 / ナノ多孔構造 / グラフィン / ポリマーブレンド / 自己組織化 |
研究成果の概要 |
本研究では,高い表面摩擦特性を有する新たなナノ繊維材料の構造制御およびその構造を有するフィルムの作製を目的とした。ここでは、垂直配向複合ナノ構造(VACNs)と垂直配向多孔質ナノ構造(VAPNs)を示す一次元高分子ナノ構造の作製を行う為、陽極アルミニウム酸化法によるナノ多孔自己組織化膜(AAO)を用いて、熱可塑性ポリマーおよびそのナノ複合材料による熱ナノインプリントを利用することで高精密・微細転写プロセスを提案した。さらに、得られたVACNsおよびVAPNsのナノ構造の形成機構および表面の機械特性について詳細に解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蓮の葉、ヤモリの足や蝉の羽等の生体模倣技術と生体表面機能性をきっかけとし、ナノ制御された表面加工プロセスが提案されており、一次元(1D)ナノ構造を様々な高分子フィルム上に複製している。これらの一次元ナノ構造は、疎水性、表面摩擦および接着性などの多機能特性を示し、生物医学的な用途、ナノセンシング材料、生体足場と結合した触媒、およびエネルギー貯蔵において応用展開が期待されている。本研究では、表面摩擦特性を向上させることができる垂直配向複合ナノ構造(VACNs)および垂直配向多孔質ナノ構造(VAPNs)を実現する材料創製と構造制御について検討した。
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