研究課題/領域番号 |
16K06756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 旭川工業高等専門学校 |
研究代表者 |
千葉 誠 旭川工業高等専門学校, 物質化学工学科, 准教授 (80390384)
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研究分担者 |
安住 和久 北海道大学, 工学研究院, 教授 (60175875)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 防食 / 塗膜 / 機能性表面 / マイクロカプセル / 自己修復 / 表面処理 / 表面・界面物性 / 複合材料・物性 / モニタリング |
研究成果の概要 |
金属材料の防食法として広く用いられる塗装は微細な欠陥が生じたさいに局部腐食が発生し金属材料に致命的な損害が生じることが知られている.このため,我々の研究グループでは長期間にわたり欠陥のない健全な状態を保つことができる自己修復性ポリウレタン防食塗膜の開発を目指し研究をおこなっている.本プロジェクトではこのように合成したカプセルを分散させた塗膜を合成し,この自己修復能について表面観察,ならびに電気化学的手法により評価した.この結果,自己修復性塗膜を金属材料表面に形成することで傷などの欠陥が生じた際にも高い耐食性を維持でき,この修復能にはカプセル構造が大きく関連することが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により塗膜修復剤内包カプセルの合成,ならびに自己修復生塗膜の開発に成功した.しかし,本塗膜の修復能は完全ではなく塗膜に欠陥形成した試料の耐食性を調査するとその向上は確認できるものの,修復の有無やその度合いにムラがあることが明らかとなった.今後は塗膜修復剤内包カプセルの合成法を最適化し,より高い修復能を有する塗膜開発を目指し,研究を継続する予定である.
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