研究課題/領域番号 |
16K06771
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
趙 研 大阪大学, 工学研究科, 助教 (00633661)
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研究協力者 |
安田 弘行
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | β型チタン合金 / 力学特性 / 変形機構 / 双晶変形 / α"マルテンサイト / 合金設計 / チタン合金 / 変形挙動 / マルテンサイト / 中性子回折 / 強度-延性両立 / 準安定β型チタン合金 / 引張特性 / 高強度・高延性化 / 単結晶 / CRSS / 疲労特性 / 延性改善 / 塑性変形挙動 / その場解析 |
研究成果の概要 |
βチタン合金特有の変形機構である{332}<113>双晶変形は、本合金の力学特性向上に有効であることが知られているが、その発現機構や発現条件などは不明である。 本研究では、{332}<113>双晶変形の前駆体が応力誘起α"マルテンサイト相であることを初めて実験的に示した。また、この成果を応用した新しいβ型チタン合金の設計法を提案することで、合金の塑性変形機構を制御することに成功た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、{332}<113>変形双晶の前駆現象については、モデル実験や結晶学に基づいた理論計算などが行われてきたものの、直接的な実験手法により詳細を解明した例はない。これに対して、本研究では、その場中性子回折実験を行うことで、応力誘起α"マルテンサイト相がその前駆体となることを初めて実験的に明らかにした。この成果は、学術的に極めて意義が大きい。 また、本研究の成果に基づいて提案した塑性変形機構制御を可能にする新しい合金設計法を利用することで、これまでにはない、極めて優れた強度-延性バランスおよび疲労特性を示す合金の実現が可能となる。
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