研究課題/領域番号 |
16K06792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
宮野 泰征 秋田大学, 理工学研究科, 准教授 (60466589)
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研究協力者 |
野村 暢彦
藤井 英俊
塚本 雅裕
稲葉 知大
尾花 望
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 微生物腐食 / ステンレス鋼 / 不働態 / ミクロ組織 / 孔食電位 / CSLM / 孔食 / バイオフィルム / その場観察 / 金属組織 / COCRM / 腐食形態 / 付着 / 溶接 / 粒界 / 析出 / 偏析 / COCRM |
研究成果の概要 |
共焦点レーザー顕微鏡を利用したその場観察条件下での微生物腐食研究の可能性を開拓した。微生物腐食の進行過程の可視化情報、微生物の生態的特性、材料が受ける耐食性劣化の電気化学的解析データの相関を総合的に検討し、腐食現象の理論的解析に向けた研究を推進した。また、材料学的な観点から微生物腐食の誘導因子として着眼されているいくつかの金属学的因子と微生物の付着相関を、実証学的に明らかにする新規知見を獲得した。微生物の着床、局在、脱離といったバイオフィルム形成過程、微生物腐食の進展速度・発生挙動を時間・空間分解的な観点から明らかにする観察技術を充実させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物腐食の進行過程における金属学的因子と微性物付着挙動の相関については,様々な理論が提案されてきたが、観察対象としての性質が大きくことなる両者の相互作用を、同一観実験系において、実時間・非破壊で検討することは極めて困難とされてきた。このような、微生物腐食発生を誘導する金属学的因子の影響の実証的解明を目指す上での大きな課題に対し、共焦点レーザー顕微鏡を使用した金属/微生物のその場同時観察技術を開発・充実し、微生物腐食機構解明研究の新展開に向けた新しい可能性を開拓した。材料学的諸因子への微生物の応答、微生物腐食発現プロセスの双方を実証的・速度論的に明らかにするための新規研究手法を醸成した。
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