研究課題/領域番号 |
16K06795
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
吉田 佳典 岐阜大学, 工学部, 准教授 (60303674)
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研究協力者 |
沓掛 あすか
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | インプラント / 生体活性 / 積層造形 / 動物実験 / ストレスシールディング / 剛性 / 生体インプラント / インプラント造形技術 / 剛性制御技術 / 選択的レーザ溶融法 / 材料加工・処理 / 表面・界面物性 / 生体材料 |
研究成果の概要 |
金属積層造形によって作製したTi-6Al-4V製インプラントモデルをラット大腿骨骨髄腔に長手方向に埋植し,インプラントモデルの表面性状が当該モデル周囲の骨生成に及ぼす影響を調査した.骨幹部において,比較的早期である2週間育成後の状態ではインプラントモデル周囲の骨誘導が活発であり毒性は見受けられず,積層造形によって創生された表面凹凸は生体内で受け入れられた.また異なる表面凹凸を有する造形上面,造形側面および研磨面のいずれにおいても髄腔側では活発な骨誘導が確認された.さらに,皮質骨内部においては,特に研磨面において強い骨伝導が確認された.一方,造形側面においては凹部において骨結合が見受けられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成形品の形状自由度が高い金属積層造形において発現する表面微小凹凸が生体に受け入れられ,なおかつその微小凹部には骨硬組織の結合が見られた.今後,積層造形条件と表面凹凸形状およびサイズの検討がなされ,微小表面凹凸制御技術が確立されれば,生体活性皮膜処理などとの併用によってより生体親和なカスタムメイドインプラントの開発が可能となり,我が国の超高齢化社会において増加すると予測されている外科的疾患の治癒技術およびQOLの向上につながる.
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