研究課題/領域番号 |
16K06804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 公立小松大学 (2018-2019) 沖縄工業高等専門学校 (2016-2017) |
研究代表者 |
富澤 淳 公立小松大学, 生産システム科学部, 教授 (10744980)
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研究分担者 |
末吉 敏恭 琉球大学, 工学部, 准教授 (10264475)
政木 清孝 沖縄工業高等専門学校, 機械システム工学科, 准教授 (30323885)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 熱間曲げ / 焼入れ / 3次元曲げ / せん断曲げ / 3次元熱間曲げ / 3DQ / 曲げ / 3DQ / 3次元曲げ / 材料加工 / 塑性加工 / 成形 |
研究成果の概要 |
自動車の燃費と衝突安全性の向上のために、1470MPa以上の強度の自動車部品の成形を可能にする3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ)技術が開発された。本研究では、従来の3DQの成形限界を拡大するために、せん断モード3DQの基礎研究を実施した。初等解析モデルを開発し、成形条件と荷重の関係を明らかにするとともに、小径薄肉鋼管を用いた予備試験を実施し、①本法で曲げ半径が小さい場合でもしわの抑制が可能②均一な1470MPa以上の高強度が得られる③材料にマーキングした格子を測定し、予想されたせん断変が得られる 初等解析モデルを用いて、現行問題となった装置の弾性変形を解消した、高剛性の試験装置の設計を完了した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自動車の車体軽量化による CO 2 排出規制に対応するために、現在、自動車メーカーでは非鉄材料や樹脂・ CFRP などの新素材の導入・量産化が検討され、自動車のボディはマルチマテリアル化していくと考えられるが、コスト面での課題も予想される。今回の基礎研究成果は上記の要求や必要性にぴったり合致し、しかも安価でリサイクル性に優れた鋼の持つ性能を究極まで引き出すものであり、また日本の独自技術であることから、その実施意義は極めて高い。
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