研究課題/領域番号 |
16K06859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
触媒・資源化学プロセス
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
奥村 和 工学院大学, 先進工学部, 教授 (30294341)
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研究分担者 |
飯田 肇 工学院大学, 先進工学部, 講師 (60327723)
石井 晃 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (70183001)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | フリーデル-クラフツ反応 / 酸化タングステン / 酸化チタン / フリーデル・クラフツ反応 / タングステン / チタニア / フリーデル・クラフツアシル化反応 / 触媒・化学プロセス |
研究成果の概要 |
Nb含有量の異なるNb-W酸化物触媒を調製したところ,組成によって構造が大きく変化した.調製した触媒のフリーデル-クラフツ反応活性はNb/(W+Nb)=0.014 ‐ 0.12で最も高くなった.様々な種類の酸化物担体上に担持した酸化タングステンWO3触媒で反応を行ったところ,TiO2を担体として使用したときに最も高い活性が得られ,このWO3/TiO2触媒は再利用も可能であった.触媒のターンオーバー数(TOF)と担体のカチオンの電気陰性度との間に相関がみられたことから,TiO2のような弱塩基性担体上ではWO3の強い酸性質が保持されたために,WO3/TiO2が最も高い活性を示したものと考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,環境負荷の小さなプロセスの実現が求められている.本研究で見出したNb含有Nb-W酸化物結晶およびTiO2を担体とするWO3酸触媒はオクタン酸とアニソールによるフリーデル-クラフツアシル化反応に高い活性,および優れた再利用性をしめす.この反応での副生成物は水のみであるので環境負荷の小さな反応に活性を示す触媒を開発できた.触媒調製の方法は水熱合成法および含浸法という一般的なものであり,簡便である.
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