研究課題/領域番号 |
16K06871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
櫻井 明彦 福井大学, 学術研究院工学系部門, 教授 (40283163)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | コルジセピン / 冬虫夏草 / 回転円板型培養器 / 円板素材 / 反復回分培養 / アミノ酸 / 抗腫瘍物質 / 核酸代謝拮抗剤 / Cordyceps militaris / バイオリアクター / 微生物 / 生理活性物質 |
研究成果の概要 |
冬虫夏草が生産するコルジセピンは、抗腫瘍などの生理活性を示すことから新たな医薬品や化粧品、機能性食品の原料として期待されている。しかしながら、冬虫夏草は通常の培養法ではコルジセピンを生産しないため、実用レベルの生産技術は確立していない。本研究では、回転円板型培養器を用いて冬虫夏草を培養することにより、コルジセピンの生産速度、生産濃度ともに実用レベルにある生産技術を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コルジセピンは冬虫夏草の有効成分として古くから漢方薬として注目されてきた。しかし、生産技術が確立していないために価格が高く、新たな医薬品原料として期待されながらも、実用化に向けた評価が進んでいなかった。本研究は、高齢社会に突入した日本において需要が高まる機能性食品の開発の一助となるものである。 現在、多くの有用物質が組換菌によって生産されているが、コルジセピンなどの代謝経路が確定していない物質については、野生株の変異による高性能化と特殊な培養方法の適用意外に実用的な生産手段がない。本研究は、キノコなどのように培養条件によって代謝産物が大きく変化する微生物の新たな培養法を提供するものである。
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