研究課題/領域番号 |
16K06876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
山下 光雄 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40220347)
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研究協力者 |
堀池 巧
大塚 治
福澤 文人
小竹 史哉
宇田川 賢登
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | レアメタル / セレン / 生物気化 / メカニズム / 回収 |
研究成果の概要 |
セレン気化能を有するPseudomonas stutzeri NT-Iはセレン酸から揮発性ジメチルジセレニド(DMDSe)を合成する。NT-I株を用いてセレン含有廃液からDMDSeを約39%硝酸に回収した。硝酸中のセレン化合物を中和、酸化、還元反応によって純度99.7%の元素態セレンに資源化できた。NT-I由来のDMDSe合成遺伝子をラクトースプロモーターの下流に連結した大腸菌DH5a(lac-ME-His)を作製した。この組換え体はNT-Iと同様に元素態セレンを還元し、揮発化DMDSeを合成した。以上のように、組換え体でのセレン還元を含み廃水からセレン回収技術の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太陽電池に使用されているレアメタルの1種類であるセレンに注目し、セレン還元細菌Pseudomonas stutzeri strain NT-Iの気化能(セレンバイオボラタリゼーション)を活用してセレンを含む廃水から高純度の元素態セレンを精錬し、浄化回収資源化技術開発に成功した。生物由来の特異なバイオボラタリゼーションを利用したレアメタル浄化回収技術は廃水や廃棄物から有価資源を回収するという特色のある手法であり、「循環型社会」形成の一助となると期待できる。
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