研究課題/領域番号 |
16K06880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 大阪府立大学工業高等専門学校 |
研究代表者 |
西岡 求 大阪府立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (40304034)
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研究分担者 |
杉浦 公彦 大阪府立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (00249814)
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研究協力者 |
野田 達夫
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | バイオ燃料電池 / バイオマス / グリセリン / 電極反応 / 電気化学 / 微生物 / 酸化還元酵素 / 電気培養 / 応用生物電気化学 |
研究成果の概要 |
バイオディーゼル生産に伴う廃グリセリンを微生物燃料電池によりエネルギー化しつつ処理する反応系の構築を目指した.アノード触媒(微生物),電極構造,プロトン交換膜の電力生成に及ぼす影響を電流ー電圧曲線から分極特性を基に検討し,2筒型セルのグリセリン微生物燃料電池を製作した.またカソード反応系を酸化剤(フェリシアン化カリウム)から白金触媒系,酵素触媒系に変更してもグリセリン微生物燃料電池の発電能力は維持され,アノード槽に微生物,カソード槽に酵素を用いるハイブリッド型微生物燃料電池が機能することを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオディーゼル生産に伴う廃グリセリンの処理を可能とする微生物燃料電池システムの開発を行った.既存の有機廃棄物の処理とエネルギー回収を行う方法は,嫌気発酵によるバイオガス生産が主流であるが,新しい選択肢として微生物燃料電池により直接電気エネルギーへ変換する方法を提案できた.また微生物燃料電池の性能向上を目指す上で,分極特性の評価に基づくシステムの最適化,有機物を分解し電子を取り出すアノード槽反応に微生物を利用し,電子を還元するカソード槽反応に酵素を用いるハイブリッド型微生物燃料電池を提案した.
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