研究課題/領域番号 |
16K06887
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
谷 泰寛 九州大学, 工学研究院, 准教授 (80380575)
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研究分担者 |
麻生 茂 九州大学, 工学研究院, 教授 (40150495)
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研究協力者 |
森下 和彦
関 修平
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 航空機 / 主翼 / 突風荷重軽減 / Porosity / 航空宇宙流体力学 |
研究成果の概要 |
航空機の突風荷重軽減を目的として、翼内部を流体が通過可能なPorosity分布可変機構を開発した。完全にパッシブな機構と、単純なアクチュエータにより開口部の開閉機構のみを制御するセミアクティブな機構を構築した。機構を組み込んだ模型による風洞試験により、突風荷重を有効に軽減可能であることを明らかにした。また、動的風洞試験を行うことにより、本機構による突風時の機体の動的空力特性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、通常の翼構造とは異なり、翼の内部を流体が通過するPorosity 機構を有する翼という従来に無い発想に基づいたものであり、本機構の有効性を実証したことにより、航空機の空力設計技術に新しいアプローチを提供するものである。また、従来の複雑な突風荷重軽減装置に比して簡単な機構で実現可能であり、小型機への応用も容易となり、その結果、高い安全性を有した航空機の普及に貢献するものである。
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