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船舶建造工程におけるレーザ照射を用いた疲労強度改善方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K06918
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 船舶海洋工学
研究機関国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所

研究代表者

穴井 陽祐  国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (60470051)

研究分担者 丹羽 敏男  国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (10208267)
岩田 知明  国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (50358397)
津村 秀一  国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (10782526)
研究協力者 後藤 浩二  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード疲労強度 / レーザ照射 / 表質改善 / 疲労 / 疲労強度改善 / 表面改質
研究成果の概要

レーザ照射による船舶建造工程における効率的な疲労強度改善手法の開発を行った。
隅肉溶接継手を対象として複数条件下で溶接止端部へのレーザ照射を行い、疲労強度に関する各種因子への影響を調査した。その結果、溶接止端形状の変化による応力集中の緩和が確認された。一方、結晶粒の微細化および残留応力に関しては、本研究で実施した照射条件の範囲においては、疲労強度に影響を与えるほどの有意な改善効果は見受けられなかった。つぎに、レーザ照射を施工した継手試験体を用いた疲労試験を行った。その結果、レーザ照射による疲労強度の改善が確認された。これは、溶接止端部へのレーザ照射による止端半径の変化が主な要因と考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

船舶は重要な社会資本として活用されているが、現在も多数の疲労損傷が報告されている。本研究の結果、船体の溶接工程においてレーザ照射を実施することにより効率的に船舶の疲労強度を改善可能なことが明らかとなった。これにより、疲労強度の観点から安全な船舶の建造が可能となり、安全かつ経済的な社会資本の構築に寄与するものと考えられる。
さらに、本研究の波及効果として、船体建造工程におけるレーザの活用が進むことにより、より変形の少ない高品質な船舶の建造、新たな船体構造様式の開発につながると期待される。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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