研究課題/領域番号 |
16K06927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
藤原 惠子 山口大学, 大学院創成科学研究科, 助手 (50253175)
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研究分担者 |
中塚 晃彦 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (80294651)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | マイクロポーラス / 放射性物質 / 汚染水 / イオン交換 / サマリウム / ニッケル / エルビウム / Niイオン / Na-GTS型チタノシリケート / XRD / Csイオン / Smイオン / サマリウムイオン / 放射性汚染水 / 希土類イオン交換 / チタノシリケート |
研究成果の概要 |
放射性汚染水から半減期の長い放射性同位体を除去するためNa-GTS型チタノシリケートのイオン交換特性を調べた。 Na-GTSに各塩化物水溶液(0.01~0.5M)を加え、25~60℃で24時間振とう処理を行うことによって得られた各陽イオン交換体の最大交換率は、Sm:100%、Er:98%、Ni:85%を示した。Sr-GTSの単結晶X線構造解析で報告されたSrの占有席(4eおよび6g)を陽イオンの可能な占有席とし、いくつかの占有モデルを仮定してXRDパターンをシミュレーションした結果、Sm,ErおよびNiが4eおよび6g席にほぼ均等分布していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
福島第一原子力発電所の汚染水から半減期の長い放射性同位体を除去するため、Na-GTS型チタノシリケート(Na-GTS)のイオン交換特性を調べた。Sm3+, Er3+およびNi2+については、GTSの結晶構造を保った状態で、最大許容量である交換率に近い値をもつ交換体を得た。従って、Na-GTSは増え続ける汚染水に含まれる半減期の長い放射性物質を吸着する材料として有望であると思われる。
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