研究課題/領域番号 |
16K06929
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
三木 一 九州大学, 工学研究院, 准教授 (10706386)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 鉱物処理 / 電気化学 / 湿式精錬 / 電位制御 / 酸化還元反応 / 浮遊選別 / 酸化還元 / 選択浮遊選別 / 電解槽 / 銅鉱物 / モリブデン鉱物 / 超微量粉末電極 / ミネラルプロセッシング / 電解反応 / 選択酸化還元 / 電解処理 / 選択酸化 |
研究成果の概要 |
申請者が開発した、超微量粉末電極等による新規電気化学手法の鉱物処理への応用を研究の目的としてきた。本法により、簡便に各種鉱物の酸化還元条件を評価することができ、この方法を基に、銅鉱物、モリブデン鉱物、含ヒ素鉱物について、浮遊選別における分離を、酸化還元反応により極めて効率的に行えることを見出した。 また、これらの結果をもとに、精密に電位制御を行うことのできる反応槽を作成した。これらの装置は、安価にまた簡便に、浸出や排水処理などの現場に応用できるものと考えられた。本研究では、鉱物処理における寄与、安価な電位制御法による効率的な湿式精錬・排水処理への応用を提案することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者の考案した電気化学システムを応用して、酸化還元反応を利用した新しい浮遊選別方法を開発した。従来難しかった、銅-ヒ素-モリブデン分離において、酸化還元反応を詳細に検討し、各種酸化還元剤、特に過酸化水素水の添加により、選択的により効率的に分離ができることを示した。 これらの方法を基に、酸化還元電位をきわめて精密に制御できる反応槽を安価にまた簡便な方法で作成した。この反応槽は、各種湿式精錬、排水処理などの挙動を解析することに使用することを可能とした。
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