研究課題/領域番号 |
16K06938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
糟谷 直宏 九州大学, 応用力学研究所, 准教授 (20390635)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プラズマ・核融合 / 磁場閉じ込め / 多次元構造 / 過渡応答 / トーラス / MHD / 数値診断 |
研究成果の概要 |
本研究はトロイダル磁場閉じ込めプラズマにおいて発現する空間3次元構造(多次元構造)が輸送にもたらす効果の定量化を目的とする。トーラスプラズマでは様々な局在構造がダイナミクスを伴って存在し、空間多次元構造を持ち得るので、乱流構造から自律的に形成されるものと磁場配位に起因するものについて大域的シミュレーションを行った。過渡状態において現れる特徴的な非線形機構、分布形成機構、およびそれらの数値診断手法について多面的に成果を上げ、輸送機構評価の基盤を構築することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トーラスプラズマの輸送現象を理解するためにはプラズマ中の空間的に偏在した構造の解明が重要である。本研究では2種類の大域的シミュレーションを通じて、モデル化された形での物理機構の理解とともに、現実的な磁場分布中での構造解析手法を進展させた。解析対象も複数種類の微視的揺動と大域的モードを含んでおり、広い適用範囲を示すことができている。実験観測描像も提示することができている。熱輸送の空間構造の計測という未解明の学術的問題に取り掛かる基盤となる成果である。
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