研究課題
基盤研究(C)
極限的に高いベータ値(~100%)を最大の特徴とする磁場反転配位(Field-Reversed Configuration: FRC)は,C-2U(米・TAE社)において,NBIによる維持で2msを超える粒子閉じ込めが実現されたことから世界的に注目を集めた。一方でその高ベータ特性のため,NBI以外の加熱・電流駆動の手段がなく,新たな手法の確立なしには核融合炉心とはなり難いと考えられる。本研究では,FRC内部を加熱可能な低周波波動印加について,そのターゲットとなるFRCを生成するための衝突合体生成装置を開発,低周波波動励起を行うことで,その伝播特性や加熱・電流駆動の可能性を実験により評価した。
トカマク等とは異なる方式で核融合によるエネルギー生産を目指す核融合ベンチャーが,北米や欧州を中心に多数設立され,ITER建設の遅れとも相まって世界的に注目を集めている。このうち,複数の企業が極限的なベータ値(~100%)を持つFRC方式を採用しているが,上記のような極めて特異的な性質のため,NBI以外の効果的な加熱・電流駆動法が確立していなかった。本研究では,この極めてベータ値が高い,すなわち高密度・低磁場特性を持つFRCの中心加熱法として,低周波磁場励起による加熱法の効果を実験的に評価した。また,実験の対象となるFRC衝突合体実験装置FAT-CMを開発,日本国内における実験拠点を確立した。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 4件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (30件) (うち国際学会 15件) 産業財産権 (1件)
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