研究課題/領域番号 |
16K06957
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小島 康明 名古屋大学, アイソトープ総合センター, 准教授 (80314730)
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研究協力者 |
柴田 理尋
谷口 秋洋
大野 臣悟
鎌田 裕生
山下 貴大
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 崩壊核分光 / 直線偏光 / 不安定核 / γ線 / 核データ / 核分光 / 放射線 / 実験核物理 |
研究成果の概要 |
短寿命不安定原子核の励起準位のスピンおよびパリティを実験的に決定するために,γ線直線偏光度測定に着目し,高感度な測定系の開発を行い,実際に不安定核に適用した.研究の前半では,もっとも高感度な測定を実現する検出器選択および配置の検討した.基礎実験の結果,相対効率が60%のゲルマニウム検出器およびクローバー測定器を線源から距離10cmの位置に設置するときに最高の感度が得られることを明らかにした.その後,測定系を京都大学研究用原子炉のオンライン同位体分離装置に持ち込み,そこで生成させたLa-146(半減期6秒)から放出されるγ線を計測し,直線偏光を特徴づける非対称性が観測されることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大型のクローバ検出器等を使い,その配置を最適化することで,短寿命の不安定原子核から放出されるγ線に対して直線偏光度の測定が可能であることを実証した.このことにより,不安定核の原子核構造を議論する際に不可欠な励起準位のスピン・パリティを実験的に決定できる.
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