研究課題/領域番号 |
16K06960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
守田 幸路 九州大学, 工学研究院, 教授 (40311849)
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研究分担者 |
松元 達也 九州大学, 工学研究院, 助教 (90325514)
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連携研究者 |
鈴木 徹 日本原子力研究開発機構, 高速炉研究開発部門, 主任研究員 (80446418)
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研究協力者 |
郭 連城
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 高速炉 / 炉心損傷事故 / 燃料デブリベッド / デブリ堆積 / 数値解析 / 個別要素法 / 崩壊熱除去 / 実験データベース / 混相流解析コード / 原子力エネルギー / 過酷事故 / デブリベッド / 流動解析 / 安全評価 |
研究成果の概要 |
ナトリウム冷却型高速炉の炉心損傷事故では、炉心から流出した燃料等の炉心物質が燃料デブリとなって原子炉支持構造物上や下部プレナム内に堆積しデブリベッドを形成する。このデブリベッドの冷却特性及び臨界特性はその形状に依存することから、燃料デブリの堆積及びベッド形成挙動が事故後長期の崩壊熱除去過程を支配する要因として重要である。本研究では、燃料デブリベッドの堆積及びベッド形成挙動について、解析コード検証用の実験データベースを構築するとともに、個別要素法と結合した多流体モデルの検証を実施し、実機安全解析手法として整備した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原子炉の炉心損傷事故の崩壊熱除去過程における熱流動現象を解明し、その解析評価手法を整備することは、アクシデントマネージメントとしての燃料デブリの長期安定冷却方策に技術的な知見を与えるだけでなく、炉心損傷事故における事象推移の不確かさを低減し、従来の安全評価上の保守性を大幅に低減することで、安全設計(コアキャッチャー設計)の合理化による経済性の向上に大きく貢献することになる。他方、安全規制の観点からは、炉心損傷事故時に炉心内で生じる多相流現象に対する数値計算手法の高度化を図ることは、安全評価の信頼度を向上させ、公衆の安心感の醸成に寄与することになる。
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