研究課題/領域番号 |
16K06980
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
エネルギー学
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
松下 大介 九州産業大学, 理工学部, 准教授 (60284535)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 再生可能エネルギー / 未利用エネルギー / 小水力 / ダリウス水車 / 性能向上 / 低コスト化 / 小水力発電 / 営農用傾斜小水路 / 営農用小水路 / 流体工学 |
研究成果の概要 |
平地から山手にかけて多く存在する営農用傾斜小水路に設置できる,独立電源用途のポータブル型ダリウス水車を開発した.傾斜水路においては水車を没水させるために下流堰を必要とするが,溢水を避けるためには高性能な水車が必要となる.本研究ではダリウス水車が上流側で高性能となる特性を利用し,下流堰を設置せずに高効率な上流側のみ没水状態とする設置コンセプトにより性能向上を実現した. また水車とマッチングのよい防水型コアレス型発電機を開発し,水車システムの低コスト化と高性能化を進めた.いくつかのフィールドテストを経て,小電力用途の電力供給システムとして実用化へ向けた進展があったといえる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
翼位置により効率の異なるクロスフロー水車の特徴を生かし,比較的低効率な小水力において,設置コンセプトの工夫により実用化へ向けた高効率化と低コスト化を実現したところに学術的意義があると考えられる.また,普及の進みが遅い小水力への1つのアプリケーションを提示し,主に農村地域における水源の有効利用とエネルギー有効利用への啓蒙効果を持つところに社会的意義があると考えられる.
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