研究課題/領域番号 |
16K06981
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
エネルギー学
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研究機関 | 旭川工業高等専門学校 |
研究代表者 |
岡田 昌樹 旭川工業高等専門学校, 機械システム工学科, 教授 (40455100)
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研究分担者 |
小原 伸哉 北見工業大学, 工学部, 教授 (10342437)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 再生可能エネルギー / 広域連系 / 分散配置 / 遺伝的アルゴリズム / エネルギー効率化 / アルゴリズム / 解析・評価 / 電力工学 |
研究成果の概要 |
広域連系された再生可能エネルギーの平滑化効果を用いることで,再生可能エネルギーの最適分散配置を求める解析方法を検討した.結果として,多くの非線形変数を同時に扱える遺伝的アルゴリズムに基づいた電源配置の最適化アルゴリズムを開発した.提案アルゴリズムでは送電網による電力融通と複数のエネルギー貯蔵方式が考慮されており,システムの経済性と環境負荷に関する目的関数の下で電源の配置が計画される.また,本研究で開発したアルゴリズムを北海道に適用して,各設備の設置場所と設置容量,送電網による電力の融通量を調査した.その結果,季節間の熱需要の変動が課題であり,その容量と経済性,環境負荷の影響を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電力変動の平滑化が計画されていない電力システムでは,再生可能エネルギーの導入量と導入場所がランダムとなるため,電力会社は電力需給のバランスを制御できない場合,風力発電や太陽光発電を一方的に解列することとなり,再生可能エネルギー設備の稼働効率が悪くなる.これに対し,本研究で開発した広域連系による出力変動の平滑化効果を用いたプログラムを用いると,遺伝的アルゴリズムによる解析から,それぞれの地域に導入する再生可能エネルギーの種類と設備容量を明らかにでき,電力システム全体に導入する各設備を最適に配置できる.その結果,出力変動の補償用電源と電力貯蔵装置の設備コストが低減でき,環境負荷の低減も図れる.
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