研究課題/領域番号 |
16K07030
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
船越 健悟 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (60291572)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 脊髄損傷 / 一次感覚神経 / 後根神経節 / 運動ニューロン / コンドロイチン硫酸 / ペリニューロナルネット / 神経科学 / 解剖学 / 再生医学 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
新生仔期に脊髄を切断したラットでは、後肢の運動機能が自発的に回復するが、このとき末梢から脊髄の運動領域への感覚神経の投射が増加している。運動ニューロンの周りには、ペリニューロナルネットとよばれる細胞外マトリックスが存在し、シナプス可塑性を調節しているが、感覚入力が運動機能の回復をもたらすためには、ペリニューロナルネットの主成分であるコンドロイチン硫酸の変化が関係していることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
損傷された中枢神経系の機能をいかに回復させるかは、重要な医学的課題の一つであり、国内外でさまざまな取り組みがなされている。本研究の結果は、脊髄損傷からの運動機能の回復においては、末梢から脊髄への感覚入力の増加と、運動領域における細胞外マトリックスの変化が重要な役割を担っていることを示唆するものである。本研究の成果は、成人の脊髄損傷の画期的な治療法の開発につながる可能性を秘めている。
|