研究課題
基盤研究(C)
LMTK1は脳の新規キナーゼである。LMTK1Aは軸索伸長やスパイン形成などを制御する。本研究では、LMTK1Aによる軸索伸長の分子機構、LMTK1Bの役割、LMTK1ノックアウトマウスの性質を調べた。その結果、LMTK1AはRab11活性をTBC1D9B GAPを介して制御していること、LMTK1Bは軸索伸長やスパイン形成に関わっていないこと、LMTK1の欠失は行動を活発化することを見つけた。
神経細胞の軸索伸長やスパイン形成には細胞骨格構造が重要な役割を果たしていることは知られていたが、細胞膜成分がどのようにして供給されるかは殆どわかっていなかった。本研究により、LMTK1という新規キナーゼが過剰な小胞輸送を抑えていること、その仕組みとしてRab11をそのGAPを介して、制御していることが明らかになった。さらにLMTK1の欠失は自閉症様の症状を示すことが明らかとなった。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 1件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 11件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 8件、 招待講演 4件) 備考 (2件)
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