研究課題/領域番号 |
16K07072
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
坂田 宗平 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (40528006)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | シナプス / シナプトタグミン / 遺伝コード拡張法 / 非天然アミノ酸 / イオンチャネル / ゼブラフィッシュ / 立体構造変化 / アセチルコリン受容体 / 遺伝コード拡張 / シナプス前終末 / 神経筋接合部 / 膜融合 / タンパク質の立体構造変化 |
研究成果の概要 |
シナプトタグミン(Syt)は神経前終末でカルシウムセンサーとして働くことが知られているが本研究課題では遺伝コード拡張法を用いて生体内で機能しているSytの立体構造変化を調べることを目的とした。まずゼブラフィッシュの体内で遺伝コード拡張法を機能させる技術を確立した。これは生体に遺伝コード拡張法が適応できることを示した数少ない例である。またアセチルコリン受容体を利用して蛍光ラベルの導入場所を検討したところ、多くの場所で蛍光輝度変化が検出されなかった。このことは導入部位は慎重に検討する必要があることを示している。今後この成果をさらに発展させ、生体内でのSytの構造変化を明らかにしていきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝コード拡張法はタンパク質の狙った部位特異的に蛍光タグを導入できるなど、非常に有用な方法ではあるが、培養細胞等や一部の発現系などにしか適用できなかった。本研究課題ではこれを生体に応用することに成功した。これは生体で遺伝コード拡張法を機能させた数少ない例である。また今後、他のタンパク質でも同様に細胞内での構造変化に関する情報が得られれば、新規の治療薬の開発につながる可能性もある。
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