研究課題/領域番号 |
16K07080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
笠井 憲雪 東北大学, 医学系研究科, 名誉教授 (60001947)
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研究分担者 |
打越 綾子 成城大学, 法学部, 教授 (40349163)
越本 知大 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 教授 (70295210)
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研究協力者 |
青木 人志
伊勢田 哲治
加隈 良枝
久原 孝俊
塩谷 恭子
中井 伸子
今泉 友子
末田 輝子
古市 達哉
坂本 雄二
高井 了
渡邊 利彦
渡辺 秀徳
中野 洋子
本庄 萌
吉田 聡宗
箕輪 さくら
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 動物実験の情報発信 / 動物実験倫理 / 動物実験の市民の理解 / 高校生物教育 / 動物実験の社会的理解 / 動物実験についての意識調査 / 英国の動物実験状況 / 動物実験の意識調査 / 動物実験の児童図書出版 / 動物実験の情報公開 / ありがとう実験動物たち / 動物実験についての情報発信 / 動物を用いた学校教育 / 研究倫理と動物実験倫理 |
研究成果の概要 |
研究の目的は、動物実験について市民の理解を得るための情報発信法を明らかにすることである。結果はまず、我が国初の一般市民への動物実験に関する意識調査および大学の動物実験の状況を紹介した本「ありがとう実験動物たち」の読者反響は、大多数の人々は動物実験について理解しようと努めており、正確な情報を欲していることを示した。また全国高校生物教員への調査は、動物を用いた生物教育は積極的に行われているものの、倫理面や技術面の支援の必要性を明らかにした。一方、英国の動物実験情報発信の状況調査は、国の機関を含めた取組みが英国民の理解に効果を挙げていることを明らかにした。この研究は動物実験情報発信の重要性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
適正な動物実験の現状やあり方を一般市民や子供達へ適切な方法で伝える事は、我が国の医学や生命科学研究の発展に決定的に重要である。しかし現状は極めて貧弱であり、情報発信についての系統的な研究が必須であった。本研究は実験動物分野の研究者のみならず、法律や科学哲学・倫理学、動物行動学分野の研究者を共同研究者として迎え、幅広い見地から研究した。まず、我が国で初の調査により、多数の一般市民が動物実験を支持していることを示したことは、研究者やそれを支援する技術者等の自らの仕事への確信と研究倫理の向上をもたらすものである。また高校生物教育への支援やさらなる情報発信の努力の必要性も示され、有意義な研究となった。
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