研究課題/領域番号 |
16K07091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
磯谷 綾子 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (20444523)
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研究協力者 |
伊川 正人
由利 俊祐
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 胎盤 / 不妊治療 / 動物モデル / 発生工学 / 実験動物 |
研究成果の概要 |
胎盤は、母体内で胎児を育てるために栄養交換・ガス交換を担う欠かせない臓器である。胎盤の機能不全は、流産を繰り返したり、不育症の原因になったりする。しかし、抜本的な治療方法は未だ確立されていない。 本研究において、①胎盤機能不全モデルとして、ゲノム編集技術によってEts2変異マウスを作製した。②新たな胎盤機能不全レスキューモデルの開発の為、薬剤誘導型Cdx2発現ES細胞を樹立した。樹立したES細胞を8細胞期胚に注入して、胚発生と同じタイミングでCdx2を発現させたが、多くは胎盤側の細胞に分化せず、さらなる工夫が必要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎盤機能不全モデルとして新に樹立したEts2変異マウスは、先行研究の表現型と異なる表現型を示した。遺伝型を比較解析することで表現型につながるEts2の分子生物学的な役割が明らかになっていくものと考えられる。薬剤誘導型Cdx2-ES細胞は、初期胚期の短時間でCdx2だけでは胎盤の元となる栄養芽細胞への分化は不十分であったが、一部、栄養芽細胞へ分化するものも認められた。さらなる工夫により、ES細胞が胎盤機能不全レスキューモデルに適用できる可能性が示唆された。
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