研究課題/領域番号 |
16K07136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
中村 康之 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 主任研究員 (90569063)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | p53 / ミトコンドリア / ROS / p53 / ROS / 活性酸素種 |
研究成果の概要 |
我々はp53誘導性タンパク質Mieapが不良なミトコンドリアを修復あるいは排除することでミトコンドリアの品質を管理する機能を見出した。大腸がんモデルマウスApcMin/+及び胃がんモデルマウス(Ganマウス)のMieap遺伝子を欠損することにより、腫瘍悪性化・がん化促進が認められた。Mieap制御性ミトコンドリア品質管理機構の腫瘍抑制に関与する因子と、その代謝への影響を明らかとする目的でこれらのがんモデルマウスの腫瘍組織を用いて網羅的なマイクロアレイ解析及びメタボローム代謝解析を行った結果、Mieapによるミトコンドリア品質管理機能の腫瘍発生・進展における役割について、幾つかの仮説を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が見出したMieap制御性ミトコンドリア品質管理機構は、がんモデルマウスを用いた研究から腫瘍抑制に関与することが示唆された。さらに、これらのがんモデルマウスの腫瘍組織を用いた網羅的なマイクロアレイ解析及びメタボローム代謝解析から、Mieapによるミトコンドリア品質管理機能の腫瘍発生・進展における役割について、幾つかの仮説を得られた。これらの成果をもとに、腫瘍発生・進展のメカニズムを明らかにすることで、今までにない革新的ながん予防・診断・治療法の開発が可能であると考えられる。
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