研究課題/領域番号 |
16K07143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍診断学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田中 敏明 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30647540)
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研究分担者 |
渡邉 聡明 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920)
石原 聡一郎 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (00376443)
山口 博紀 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (20376445)
河津 正人 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, ユニット長 (20401078)
野澤 宏彰 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80529173)
川合 一茂 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80571942)
畑 啓介 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (60526755)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マイクロサテライト不安定性 / 大腸癌 / リンチ症候群 / MLH1遺伝子メチル化 / リンチ様大腸腫瘍 / 大腸がん / 免疫染色 |
研究成果の概要 |
DNAミスマッチ修復遺伝子の生殖細胞系列変異を有するリンチ症候群随伴大腸腫瘍と、ミスマッチ修復遺伝子の体細胞変異を有するリンチ様大腸腫瘍の変異プロファイルが類似し、それらはMLH1遺伝子メチル化大腸癌とは変異プロファイルが異なることが明らかとなった。KRAS、APC、TCF7L2遺伝子変異はリンチ症候群随伴またはリンチ様大腸癌に多く、BRAF、RNF43遺伝子変異はMLH1メチル化大腸癌に多く認めた。 リンチ様大腸癌はMLH1メチル化大腸がんと比べて若年発症であることが示された。 また、ERBB2(L755S)およびERBB2(L841I)が発がんドライバー変異であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高頻度マイクロサテライト不安定性を呈する大腸癌のゲノム・エピゲノム解析によりサブタイプ分類を行なったところ、リンチ症候群・MLH1メチル化を有する大腸癌・リンチ様大腸癌の3群に分類されることが明らかになった。そのうち、MLH1メチル化大腸癌において、治療標的となり得る融合キナーゼが比較的高頻度に認められることが明らかになった。
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