研究課題/領域番号 |
16K07153
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍診断学
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
野村 幸男 公益財団法人がん研究会, 経営本部 調達・社会連携部, 総合職 (70714773)
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研究分担者 |
新井 正美 公益財団法人がん研究会, 有明病院 遺伝子診療部, 部長 (20232027)
石塚 直樹 公益財団法人がん研究会, 有明病院 臨床試験部, 副部長 (50392395)
樋野 興夫 順天堂大学, 医学部, 客員教授 (90127910)
小林 敏之 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40260070)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | DNAメチル化 / 定量的超高感度解析 / 大腸がん / リキッドバイオプシー / がん / 高解像度融解曲線解析 / 超高感度定量解析 / MLH1 / BRCA1 / SEPT9 / DNA メチル化 / Hypermethylation / Hypomethylation / Liquid biopsy / Mozaicism / メチル化DNA / リアルタイムPCR / 融解曲線解析 / 高感度定量 / 超高感度定量 / HyperMethylation / HypoMethylation / 腫瘍DNAパネル |
研究成果の概要 |
DNAメチル化異常ががん化に関わる遺伝子やリキッドバイオプシーで有用な遺伝子領域を試験的なターゲットとして、非常に高感度で定量的なDNA解析法を開発した。本法は一般的なリアルタイムPCR機器と市販の一般的な試薬にて実現した。そのため一般に普及するにあたり非常に有利な方法である。感度は非メチル化DNA中のメチル化DNA、もしくはメチル化DNA中の非メチル化DNAについて双方とも0.001%レベルの感度まで良好な定量性を示した。これにより例えば正常DNAが大量に混在していても非常に微量のがん由来DNAを経時的に定量解析することが可能となる。本法はリキッドバイオプシーバイオプシーに応用可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNAメチル化異常について、簡便迅速安価で定量的超高感度解析する技術を開発できたことで、がんの初期段階での検出と経時的追跡・解析を安価に実施できる可能性が高まった。これは従来の方法では正常細胞由来DNAに妨害されて偽陰性の可能性が高かったもので、かつ特殊な解析機器を用いなくてはできなかったものである。本研究の成果は、これまで困難であった正常細胞由来DNAが大量に存在している検体に対して、経時的にがん由来のDNA異常を解析可能とし、がんの早期発見と診断について普及的検査に道を開くものとなる。
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