研究課題/領域番号 |
16K07156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍診断学
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研究機関 | 静岡県立静岡がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
畠山 慶一 静岡県立静岡がんセンター(研究所), その他部局等, 研究員 (20564157)
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研究分担者 |
前田 義昌 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30711155)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プロテオミクス解析 / 単一細胞解析 / プロテオーム / 細胞・組織 / マイクロ・ナノデバイス |
研究成果の概要 |
がん細胞の不均質性が重要視されるようになり、個々のがん細胞を調べることが可能な単一細胞解析が注目を集めている。しかしながら、単一細胞が分泌するタンパク質群を標的としたセクレトームは、ほぼ未踏の領域と言ってもよい。単一細胞由来の分泌タンパク質を調べることができれば、特定のがん細胞が周囲に及ぼす影響を明らかにできるだけでなく、予後予測や新たな腫瘍マーカー探索に貢献できると考えられる。そこで本研究では、単一がん細胞由来の分泌タンパク質を同定可能なプラットフォームを構築した。マイクロデバイスを作製し、単一細胞由来の分泌タンパク質を可視化することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在のがん不均質性の研究において、単一細胞を標的としたゲノム解析やトランスクリプトミクス解析が応用される様になってきた。一方、単一細胞のプロテオミクス解析の報告例は少なく、特に単一細胞が分泌するタンパク質を網羅的に分析している研究報告はない。本研究で得られた成果は、同定されたタンパク質の数は少ないものの、単一細胞由来の分泌タンパク質を可視化できた学術的意義は大きい。これにより、新たな腫瘍マーカーの探索も可能になると予想され、がんの診断に貢献できる可能性もあることから社会的意義も高いと考えられる。
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