研究課題/領域番号 |
16K07180
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
西田 浩子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80317130)
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研究分担者 |
山田 健人 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師(非常勤) (60230463)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | CD26 / 破骨細胞 / ヒト化抗CD26モノクローナル抗体 / 多発性骨髄腫 / ADCC / 新規薬剤 / SP細胞 / 骨髄微小環境 / モノクローナル抗体 / 骨髄腫細胞 / SP分画 / 骨髄間質細胞 / 直接的効果 / 骨髄腫モデルマウス / 分子標的療法 / 間質細胞 / 血管内皮細胞 / 新規分子標的療法 |
研究成果の概要 |
ヒト破骨細胞にはCD26が機能的に発現し、多発性骨髄腫患者骨髄では、破骨細胞・血管内皮細胞近傍にCD26陽性骨髄腫細胞が存在する。破骨細胞との共存により骨髄腫細胞のCD26発現は増強し、ヒト化抗CD26モノクローナル抗体は、破骨前駆細胞より破骨細胞への分化を抑制するとともに、CD26陽性骨髄腫細胞に対し、抗体依存性細胞障害活性(ADCC)及び直接的効果を通じ、抗腫瘍効果を呈する。更に、免疫調整薬と抗CD26体投与の併用は、そのADCC活性を相乗的に増強し、抗体は、生体内でのヒト骨髄における骨髄腫細胞増殖および破骨細胞形成の双方を抑制し、難治性骨髄腫の新規治療法として有用な治療戦略となりうる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多発性骨髄腫は、主に骨髄において形質細胞が単クローン性に増殖する疾患で、骨髄微小環境に依存した進展を示し、骨髄腫細胞と破骨細胞は、密接な相互作用を営み、骨を破壊しつつ、腫瘍が進展するという悪循環を形成する。よって、骨髄腫の治療戦略においては、腫瘍進展と共に、破骨細胞活性化による溶骨性骨破壊を制御する治療法の確立が重要である。ヒト化抗CD26抗体は、骨髄腫において、骨髄腫細胞と破骨細胞の双方に発現するCD26を標的とし、免疫調整薬と抗体の併用で、腫瘍進展のみならず骨髄腫の治療抵抗性の獲得を抑制することが期待され、又、抗癌剤結合ヒト化抗CD26抗体の創薬など治療の臨床応用に繋がる点で意義がある。
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