研究課題/領域番号 |
16K07186
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
|
研究機関 | 兵庫医科大学 (2022) 兵庫医療大学 (2016-2021) |
研究代表者 |
清水 忠 兵庫医科大学, 薬学部, 教授 (40509022)
|
研究分担者 |
長屋 寿雄 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60464343)
大野 喜也 兵庫医科大学, 薬学部, 講師 (40509155)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | ナフトピジル / 中皮腫 / 探索合成 / 代謝物 / 膀胱がん / 薬物動態 / in vio評価 / 悪性中皮腫 / 溶解性 / 塩酸塩 / アフィニティ樹脂 / 膀胱癌 / ドラッグリポジショニング / 光学分割 / 抗がん活性 / ターゲット探索 |
研究成果の概要 |
本研究では、ナフトピジルを基盤とした抗がん作用を有する新規誘導体の探索合成または代謝物の新規抗がん作用を研究を展開したが、悪性中皮腫に対して顕著な抗がん作用を有する誘導体の創出はできなかった。しかし、研究を進める中でナフトピジルの代謝物の1つであるHUHS190が、膀胱がんに対して細胞レベルで有効な作用を有することを見出し、in vivo実験に用いるための大量合成ルートを確立した。さらに、薬物動態プロファイルの検討およびマウスin vivoモデル における有効性を明らかとした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、当初に目的としていた中皮腫の治療薬創製はできなかったが、ナフトピジル代謝物が膀胱がんに有効であることを薬物動態および薬理学的な動物モデルで示すことができた。ナフトピジル代謝物は臨床での安全性が明らかとなっている化合物であることから、本化合物をドラッグリポジショニングすることにより、新たな膀胱がん治療薬として開発できる可能性がある。さらに、本研究により医薬品代謝物に焦点を当てた新規治療薬を創製できる研究展開を示すことが出来たと考えられる。
|