研究課題/領域番号 |
16K07188
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 千葉県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
高取 敦志 千葉県がんセンター(研究所), がん治療開発グループ, 室長 (40455390)
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研究分担者 |
岩田 慎太郎 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (90549685)
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研究協力者 |
渡部 隆義
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 軟部肉腫 / ケミカルバイオロジー / ポリアミド化合物 / 標的治療 / 融合遺伝子 / アルキル化剤 / エピジェネティクス制御化合物 / 癌 / 抗がん物質探索 |
研究成果の概要 |
本研究は早期の標的治療薬の開発が望まれている骨軟部肉腫に対して、PIP-seco-CBI化合物を応用して融合遺伝子を標的とする新しい治療法の開発を目的とした。複数のPIP化合物を設計・合成し、培養細胞において評価した結果、Ewing肉腫および滑膜肉腫のそれぞれの融合遺伝子の発現を抑制し、細胞増殖を抑制する化合物を取得し、Ewing肉腫および滑膜肉腫の新規治療薬開発の可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟部肉腫の中には、融合遺伝子が原因遺伝子とし同定されているものも少なくなく、早期の標的治療薬の開発が望まれている。しかし、軟部肉腫の原因となっている融合遺伝子の多くは転写因子の遺伝子座における染色体転座が原因となっているため、分子標的薬の開発の難しさが課題となっている。本研究により、肉腫の融合遺伝子を直接標的とした治療法が可能であることが示され、融合遺伝子を原因とする他のがんへの応用も期待できる。
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