研究課題/領域番号 |
16K07202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ゲノム生物学
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
毛谷村 賢司 学習院大学, 理学部, 助教 (70464386)
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研究協力者 |
菱田 卓
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | DNA切断修復 / 相同組換え / SMCファミリー / ゲノム維持修復 / コヒーシン |
研究成果の概要 |
生物の遺伝情報を担うゲノムDNAの切断は、細胞死や突然変異を誘発する重篤なDNA損傷である。一方、生物は、この損傷を正確に修復するDNA相同組換え機構を備えている。この機構において、ゲノムDNAの構造維持に関わるSMCファミリータンパク質が重要な役割を果たしていることが明らかになっているが、その分子メカニズムはほとんど不明である。そこで本研究では、相同組換えに関与し、かつSMCファミリーに属する大腸菌のRecNタンパク質の生化学的な機能解析を行った。結果として、RecNがコヒーシンと類似したDNA分子間を近接させる活性を有し、相同組換えの初期反応過程を促進する機能をもつことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸菌のRecNは、ゲノムDNA切断時の相同組換え修復に関わるRecファミリーの中で、唯一機能が未解明であったタンパク質である。本研究課題において、代表者は、RecNタンパク質を精製、解析することによって、その分子機能を明らかにした。真核生物のSMCファミリータンパク質の中には相同組換え修復に関わるものが報告されているものの、その分子メカニズムは不明である。そのため、本研究成果は、大腸菌の相同組換え修復の分子機構の解明に貢献するだけでなく、真核生物の相同組換え修復に関与するSMCタンパク質の分子機能の基盤を築くことができ、がん化や遺伝子疾患などの発生機構の理解につながることが期待できる。
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