研究課題/領域番号 |
16K07213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ゲノム医科学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
渡邊 良久 静岡県立大学, 薬学部, 客員共同研究員 (00362187)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 染色体バンド構造 / ヒトゲノム / エピゲノム / 神経可塑性 / 染色体バンド境界 / 神経科学 / 染色体 / 神経疾患 |
研究成果の概要 |
本研究における染色体構造とゲノム配列の統合を目指した研究から、ヒト染色体の構造的クロマチン境界と考えられる染色体バンド境界領域には、神経シナプス関連遺伝子群や脳神経疾患遺伝子群が集中して局在するという興味深い結果を得た。また、高等動物の染色体のバンド境界領域の特殊な構造と機能は、神経シナプス機能と密接に関連した神経可塑性の遺伝学的な分子基盤と密接に関連していることを検証した。さらに、バンド境界領域は、脳神経疾患遺伝子群でしばしば検出されるトリプレットリピート伸長などのゲノム不安定性部位に対応し、ハイリスク・ハイリターンともいうべき特徴を備えている重要な染色体機能領域であることを実証できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題と関連したヒト染色体バンド境界に関する分子レベルでの医学的な解析は、我々のグループがはじめてである。本研究により、染色体バンド境界領域は、神経可塑性や記憶ダイナミズムの分子基盤とも密接に関連していることを検証できた。本研究課題の成果による染色体バンド境界の持つ特殊事情の解明により、脳神経疾患の病因の分子機構を知る手がかりを与えるだけでなく、あらたな脳神経疾患と関連した病因遺伝子を能率的に探索する方法としても発展すると予想している。
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