研究課題/領域番号 |
16K07250
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
内田 千晴 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 准教授 (60223567)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 複製ストレス / RB ファミリー / RBファミリー / DNA複製ストレス / 細胞周期 / DNA損傷・修復 / ユビキチン |
研究成果の概要 |
細胞はDNA複製障害によって生じるストレス(複製ストレス)に応答し、異常な染色体DNAを持ったまま分裂しないよう細胞増殖を一時停止させるチェック機能を備えている。本研究期間において我々は、がん抑制遺伝子産物RBファミリーの機能を抑制すると、複製ストレスへの応答反応が低下すること、DNA複製障害の原因を除去しても細胞機能の回復が遅延することを見出した。すなわちRBファミリーは、複製ストレス応答・チェックポイントの正常な活性化とその後の適切な細胞機能において重要な役割を果たすことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RB は細胞老化・がん抑制に機能する。多くのがんでRBファミリーの変異や欠失が確認されており、RBファミリーの機能喪失はがん化の大きな要因とされている。複製ストレスも老化やがん化に関与することが注目されていることから、本研究成果は細胞老化・悪性化制御の研究へ発展する可能性もあり、基礎医学における普遍的な問題解明と、将来的な臨床医学への貢献の双方において重要な意義を持つことが期待される。
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