研究課題/領域番号 |
16K07255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 大阪大学 (2017-2019) 奈良先端科学技術大学院大学 (2016) |
研究代表者 |
古郡 麻子 大阪大学, 蛋白質研究所, 准教授 (90546293)
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研究分担者 |
建部 恒 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (00596819)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | DNA修復 / DNA二本鎖切断 / 高速AFM / 相同組換え / 二本鎖DNA切断 / Mre11 |
研究成果の概要 |
ヒトMre11-Rad50-Nbs1(MRN)複合体はDNA二本鎖切断修復機構に必須の因子であるが、その詳細な分子機構については未だ不明な点が多い。本研究ではヒトMRN複合体蛋白質の性状解析を通し、ヒトMRN複合体の働きやその制御機構を明らかにすることを目的とした。本研究でヒトMRN複合体蛋白質のヌクレアーゼ活性や蛋白質高次構造を調べ、大腸菌のMre11/Rad50複合体と比較したところ、大腸菌からヒトまで基本的に共通した蛋白質構造や酵素活性の特徴を持つことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MRN複合体はヒトの生存に必須の酵素複合体であり、ヒトのゲノムDNAの傷を修復し安定に維持するために働いている。本研究ではこのMRN複合体の蛋白質構造や酵素活性を詳細に調べ、その基礎的な知見を明らかにした。ヒトMRN複合体は発がんやがん治療のみならず、近年注目を集めるゲノム編集にも関係する重要な酵素であることから、本研究によりMRN複合体が働く仕組みの理解が深まったことは、医学・生物学的にも意義深いと考えられる。
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