研究課題/領域番号 |
16K07277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
奥田 昌彦 横浜市立大学, 生命医科学研究科, 特任准教授 (60448686)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 基本転写因子 / RNAポリメラーゼ / 複合体 / NMR / 立体構造 / タンパク複合体 / RNAポリメラーゼII / 構造生物学 |
研究成果の概要 |
基本転写因子TFIIHのサブユニットp62は様々な因子と結合しTFIIHを機能部位へリクルートする重要な役割をもつ。我々は、これまでに決定したTFIIEα、p53、XPCとの複合体構造の情報を活用し、p62の新たな標的としてRNAポリメラーゼII (Pol II) のサブユニットを見出した。本研究において、我々はPol IIサブユニットの構造、及びp62との複合体の構造をNMRで決定し認識機構を明らかにした。また、結合に重要なPol IIサブユニットの残基をアラニンに置換した変異体に対しNMRやITCでp62との結合を調べた結果、結合能の大きな低下がみられ複合体構造の妥当性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子情報の読み出し(転写)は生命の根幹をなす極めて重要な反応であり、その機構の解明には転写装置の立体構造情報が不可欠なため、世界中で精力的に構造研究が進められている。今回の我々の結果は、TFIIHとPol IIの相対配置に関する構造情報を提供するものであり、世界で進行中の転写装置の構造モデル化、反応機構の解明に多大に貢献する。
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