研究課題/領域番号 |
16K07303
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
十島 二朗 東京理科大学, 基礎工学部生物工学科, 教授 (00333831)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | GPCR / エンドサイトーシス / 膜小胞輸送 / クラスリン / Rab / アクチン / メンブレントラフィック / 出芽酵母 / エンドソーム / 膜輸送 |
研究成果の概要 |
GPCRは真核生物に幅広く発現しており、様々な基本的生理現象の調節因子としてはたらいており、医薬品開発の重要な標的分子とされている。GPCRのエンドサイトーシスによる活性調節機構を明らかにするために、以前、私達GPCRのエンドサイトーシスに異常のある約200種類の変異体を同定した。本研究において、私達は、GPCRのエンドサイトーシスの初期過程に関わる遺伝子と、エンドソーム-リソソーム間の輸送に関わる遺伝子の解析を行った。この結果、GPCRの初期エンドサイトーシス過程に関わる遺伝子と、エンドソーム-リソソーム間の輸送における新しいGPCRの輸送経路を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GPCRはヒトの様々な生理現象を司る重要な因子であり、またGPCRの機能異常は多くの疾患の原因となることが明らかにされている。このため、GPCRは創薬の重要な標的分子となっており、GPCRシグナルの活性制御機構を明らかにすることは、基礎生命科学の分野のみならず、臨床応用の面からも重要である。エンドサイトーシスはGPCRの活性調節のための重要な機構の一つであり、本研究ではGPCRがエンドサイトーシスの初期過程でどのようにして細胞内に取り込まれるかを明らかにした。また、新しいリソソームへの輸送経路を見出しており、これらの成果は新しいGPCRシグナルの活性調節機構の解明につながることが期待される。
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