研究課題/領域番号 |
16K07306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 神戸薬科大学 |
研究代表者 |
三上 雅久 神戸薬科大学, 薬学部, 講師 (20330425)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | コンドロイチン硫酸 / 糖鎖 / 発現制御 / 筋萎縮症 / 骨粗鬆症 / 酵素 |
研究成果の概要 |
コンドロイチン硫酸(CS)鎖は、代表的な硫酸化グリコサミノグリカン多糖の一つであり、プロテオグリカンとして細胞外マトリックスに普遍的に存在している多機能糖鎖である。実際これまでに我々は、CS鎖が神経突起伸長や、骨格筋形成、骨形成・骨吸収などの様々なイベントに関与することを見出している。 本研究では、「骨格筋分化・再生」ならびに「破骨細胞分化」におけるCS鎖の役割とその制御メカニズムの解明を試み、それぞれの分化過程において固有のCSプロテオグリカンが機能していることを見出た。本研究から、CS鎖の分化制御因子としての重要性と新たな作用メカニズムが推定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、CS鎖の発現をコントロールすることによって、骨格筋分化・再生や破骨細胞分化が制御可能であることを意味する新たな知見を提供し、学術的にも極めて意義深い。さらには高齢化社会を迎えた本邦において、健康寿命の延伸を達成するための課題であるサルコペニア(加齢性筋肉減少症)や骨粗鬆症などの発症要因や治療が、CS鎖を介する作用機序を通じて理解できる可能性にも繋がることから、社会的意義も兼ね備えている。
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