研究課題/領域番号 |
16K07322
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
和沢 鉄一 大阪大学, 産業科学研究所, 特任准教授(常勤) (80359851)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 超解像イメージング / 蛍光偏光 / タンパク質複合体 / 正則化最尤法 / モータータンパク質 / 細胞骨格 / アクチンフィラメント / ポジティブ型光スイッチング蛍光タンパク質 / アクチン / 偏光 / 蛍光 / 蛍光顕微鏡 / 正則化 / 蛍光変調 / 正則最尤法 / SPoD / 分子モーター / 超精密計測 / ナノバイオ / 生物物理 / 酵素反応 |
研究成果の概要 |
従来の光学顕微鏡では実現しなかった高い空間分解能の観察を実現する技術である超解像蛍光イメージングでは,生体試料や生体分子試料に対する光ダメージを最小限に抑えながら速いフレームレートで長時間のタイムラプス観察を行うことは困難であった.本研究では,SPoD顕微鏡法を改良することで,光ダメージのより少なくより忠実な超解像画像を得られる超解像顕微鏡技術を開発した.これにより,細胞内のアクチンフィラメントなどの細胞骨格のダイナミクスの高空間分解能観察を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞内には,タンパク質や脂質等で構成される微小なナノ構造複合体が複雑に配置されていて,それらが相互に作用することで機能している.本研究では,従来の超解像顕微鏡では困難であった,生体試料に対する光ダメージを最小にしながら,長時間の観察が可能な超解像イメージング技術を開発した.本研究により,タンパク質複合体が細胞中で機能する現場を高分解能で観察することが可能となり,タンパク質複合体が細胞生理機能においてどのように作用するかを解明することに今後貢献するものと思われる.
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