研究課題
基盤研究(C)
RNAプロセシング異常は神経変性疾患をはじめ、中枢神経系に重篤な影響を及ぼす。先行研究から、脱ユビキチン化酵素の一つUSP15がRNAプロセシングに寄与することが示唆されていた。さらにUSP15の異常は神経変性をはじめとする様々な病態にも関与することが報告されている。本課題ではUSP15がRNAプロセシング制御を行うか、また神経系にどのような影響を与えるか解析を行った。その結果、USP15がスプライソソーム制御因子TUT1を脱ユビキチン化し、活性を亢進すること、またUSP15の異常によって神経変性などにも関与するSparcl1の機能欠失型変異体を産生することも新たに見出した。
本課題では、脱ユビキチン化酵素USP15の機能解析を行い、USP15がRNA代謝制御に関わることを見出した。またUSP15の下流で制御される標的遺伝子も同定した。USP15は神経変性疾患をはじめとする様々な疾患との関連性も報告されており、本課題の成果は、これまで明らかにされていなかった疾患のメカニズム解明にもつながる可能性があると考えている。
すべて 2018 2017 2016 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Neural Regen. Res.
巻: 13 号: 2 ページ: 222-223
10.4103/1673-5374.226386
120007134251
Biochem Biophys Res Commun.
巻: 494 ページ: 220-226
J. Vis. Exp.
巻: 123 号: 123
10.3791/55488
Biochemical and Biophysical Research Communications.
巻: 482 号: 4 ページ: 863-869
10.1016/j.bbrc.2016.11.125
巻: 478 号: 1 ページ: 363-370
10.1016/j.bbrc.2016.07.045
Mol. Cell Biol.
巻: 36 号: 16 ページ: 2182-2194
10.1128/mcb.00174-16
120007129440
巻: 11 号: 2 ページ: 240-241
10.4103/1673-5374.177727
J Biochem
巻: 159 号: 6 ページ: 609-618
10.1093/jb/mvw006
40020869418
Int J Neurol Neurother
巻: 36 ページ: 2182-2194
http://tchibalab.org/publication.html