• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

COPII因子による小胞輸送を支える時空間制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K07340
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 細胞生物学
研究機関東京大学

研究代表者

佐藤 健  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00303602)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード小胞体 / COPII / 低分子量GTPase / 小胞輸送
研究成果の概要

本研究では小胞体からの小胞輸送を担うCOPII小胞の形成を時空間的に制御している因子の同定を行い、その分子メカニズムの解明を行った。
その結果、COPIIコートのサブユニットであるSec24に対して特異的に作用する脱リン酸化酵素を同定し、この脱リン酸化酵素により、Sec24の小胞体膜への結合が制御されていることを明らかにした。また、ER exit siteの形成に関与するSec16について、人工脂質平面膜上に再現したCOPII小胞形成反応における動態を解析したところ、COPIIコートと積み荷が形成するクラスター内に、Sar1のGTP加水分解サイクルに依存して取り込まれることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

すべての真核細胞内に備わる小胞輸送と呼ばれる物質輸送の仕組みについて、特に小胞体からゴルジ体への小胞輸送反応に焦点を当て、その制御、調節メカニズムの一端を明らかにした。小胞輸送は他分野にも広く関わる細胞の基礎現象であるため、例えばこれまで原因不明であった疾患の原因が小胞輸送機能の損傷にあるものが最近続々と報告されてきている。そのため小胞輸送の仕組みを解明することは、現代細胞生物学の重要なテーマであるのみならず、創薬や疾患治療への応用への展開にも大きく寄与するものである。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Microscopy analysis of reconstituted COPII coat polymerization and Sec16 dynamics2017

    • 著者名/発表者名
      Iwasaki, H., Yorimitsu, T., Sato, K.
    • 雑誌名

      J. Cell Sci.

      巻: 130 号: 17 ページ: 2893-2902

    • DOI

      10.1242/jcs.203844

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Sec16 at transitional ER sites: Still a model2016

    • 著者名/発表者名
      Sato, K.
    • 雑誌名

      Bioessays

      巻: 38 号: 10 ページ: 940-940

    • DOI

      10.1002/bies.201600151

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ERの形態によるCOPIIタンパク質の機能制御2018

    • 著者名/発表者名
      依光朋宏、佐藤健
    • 学会等名
      第91回日本生化学会大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] COPIIコート因子のリン酸化/脱リン酸化による小胞輸送制御メカニズムの解明2017

    • 著者名/発表者名
      島川純一、依光朋宏、佐藤 健
    • 学会等名
      第90回日本生化学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] COPII小胞カーゴのER exit sitesへの集積とSec16機能の関連性2016

    • 著者名/発表者名
      依光朋宏、佐藤 健
    • 学会等名
      第89回日本生化学会大会
    • 発表場所
      仙台国際センター(宮城県・仙台市)
    • 年月日
      2016-09-25
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi