研究課題/領域番号 |
16K07349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
笹村 剛司 大阪大学, 理学研究科, 講師 (70647487)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 細胞キラリティ / アクチン細胞骨格 / 左右非対称性 / ショウジョウバエ / マクロファージ / II型ミオシン / 血球細胞 / フィロポディア / アクチン / 貪食細胞 / 細胞骨格 / 発生・分化 / 細胞生物 / 左右非対称形成 |
研究成果の概要 |
我々の体と同様に、ひとつの細胞にも左右性があることが近年の研究より明らかになってきており、細胞キラリティと呼ばれる。細胞キラリティは、内臓の左右非対称な形を作る際に、重要であることが示唆されているが、どのようにして細胞キラリティが形成されるのかはほとんど明らかになっていない。研究代表者は、この細胞キラリティが、どのように形成されるかを細胞内の分子のふるまいから明らかにした。細胞のかたちをかえるのにはアクチンと呼ばれる繊維状のタンパク質が重要であるが、このアクチンが、方向性をもって動くことが、細胞キラリティを作る際の原動力になっていることを、世界で初めて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々人の内臓はほとんどが左右非対称な形をしており、内臓が機能するためにその形が必要があることが多い。そのため、再生医療などの最先端の治療には、形態がどのようにしてつくられるかを知ることが必要不可欠であるが、その機構は不明な点が多く残されている。今回の結果は細胞の左右性をつくる仕組みを明らかにしており、それを制御することで、内臓の左右非対称な形態をつくりだす方法に繋がる可能性を秘めている。
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