研究課題/領域番号 |
16K07351
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
末次 京子 (塙京子) 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (40391990)
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研究協力者 |
末次 志郎
矢倉 加代子
木田 和輝
北又 学
多羅尾 賢斗
Fatah M. Ab
大山 拓也
礒野 早織
久保田 悟
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | I-BAR / 細胞膜 / 細胞外小胞 / 脂肪酸 / 糸状仮足 / 脂質膜 / 細胞膜形態 / 脂質膜切断 / 分泌小胞 / BARタンパク質 / 生体分子 / 脂質 / 細胞・組織 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
細胞外小胞にはDNA、RNA、タンパク質などが含まれており、離れた細胞同士がコミュニケーションするための重要なツールとなっている。しかし細胞外小胞が作られる分子メカニズムはエクソソーム以外、ほとんど明らかとなっていない。本研究により、細胞膜表面に細胞膜の突起構造を作るI-BARタンパク質は、単に突起膜形態を作るだけでなく、細胞膜を切断し細胞外小胞を作っていることを示唆する結果を得ることが出来た。その結果、新規細胞外小胞形成メカニズムを提唱することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞外小胞が離れた細胞に融合し、細胞外小胞体の含有成分が融合先の細胞内に入り機能することが明らかになってきた。そのことによりがん転移などに見られるように細胞外小胞を受け入れた細胞はそれまでの細胞の性質を変えるなど、細胞外小胞体が細胞間の情報伝達の一端を担っていることも明らかになってきている。しかし細胞外小胞が作られる分子メカニズムは、明確にはエクソソームしかわかっていない。本研究により、細胞膜表面の突起部分が切断され細胞外小胞が作られる、という新しい細胞外小胞体形成分子メカニズムを提唱し、細胞間クロストークに新たな知見を与えることが出来た。
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