研究課題/領域番号 |
16K07352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
祐村 恵彦 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (70183986)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 細胞膜 / 損傷治癒 / レーザー / Ca イオン / annexin / 細胞性粘菌 / カルシウムイオン / レーザーポレーション / 細胞膜損傷 / Caイオン / アネキシン / シグナル / アクチン / 損傷 / 修復 |
研究成果の概要 |
細胞は常に外界の物理的・化学的ストレスにさらされており,細胞膜の損傷がしばしば起こるが,細胞には損傷を修復する機構が存在する。また,細胞外の物質を人為的に細胞内に導入するエレクトロポレーションなどの方法は,この修復機構に依存している。本研究では,細胞膜だけにピンポイントで穴をあけるレーザーポレーション法を新規開発し,この方法を用いて細胞膜に穿孔損傷を与え,形成された穴の開閉の過程を初めて可視化した。さらに修復過程に形成される修復装置とシグナル制御機構の一部を明らかにした。これらの研究成果は,基礎研究だけでなく,膜修復に関連する疾病の治療に役立つと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞膜の修復の欠損は,筋ジストロフィー,炎症生筋疾患,糖尿病などの疾患の原因にもなっており,本研究のような基礎的な知識の積み上げが将来これらの疾病の治療に役立つと考えられる。また,今回開発したレーザーポレーション法をさらに発展させ,今後多くの研究者が利用できるような細胞導入装置の市販化を目指したい。
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